正しい「食トレ」を!
「昼の弁当を全員2合食べさせているのですが、継続した方がいいですか?」
という内容です。
私は、
「継続しなくていいですよ」
「食べる量は選手個々に任せて大丈夫です。それぞれに合わせてアドバイスさせていただきますので」
と、お答えしました。
近年はスポーツ界でも「食育」が重要視されてきました。
勝つための身体づくりは食育からが基本とばかりに、様々な手法が施されています。
そして「食トレ」という言葉も流行してきました。
食事もトレーニングの一環として日々取り組もうということなのですが、少し間違った「食トレ」が蔓延してしまっている節があります。
例えば、
「3合飯」。
1食で3合の白ご飯を食べようということなのですが…
とにかく毎食たくさんの白ご飯を食べる方針は中々なくなりません。
「1日の白飯ノルマ」を課しているチームも現実に多く存在します。
さらには、プロテインなどのサプリメントを毎日飲み続けているチームまで(;^ω^)
身体を大きくすることに、重きを置きすぎている傾向にあることが言えますね。
もちろん身体づくりの基本は食事からなので、少しずつ食べる力をつけていき、身体を強く大きくしていくことは重要です。
だからこそ「食」の正しい知識を習得し、無理のない形で身体づくりを行い、コンディションを日々整えていくことが必要になるのではないでしょうか。
食べる量ばかりに意識が向くと、食べることが苦痛になってしまいます。
本来食事は「楽しく食べること」が基本!
食べることが楽しくなければ身体づくりも積極的になりませんので、それを踏まえた上で正しい「食トレ」に励んでいただきたいですね。
前出のチームもこれから「正しい食トレ」を実践していただき、飛躍してもらいまーす!!!
2019年08月06日 09:39