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県の競技連盟の研修会に参加しました!

目次
・はじめに
・スポーツに伴う傷害
・終わりに
 
・はじめに
 参加して少し時間が経ってしまいましたが、印象的な話題がいくつかありましたので、ご紹介したいと思います。今回は、県内で開催されたとある競技の競技連盟スタッフに向けた医科学講習会の話題です。
 参加者は、競技指導者や保護者が大半で講師は、整形外科医、内科医、栄養士でスポーツに伴う傷害、腸内環境、成長期に関する栄養について講義が行われました。
 
・スポーツに伴う傷害
 話題はいくつかありましたが、まずは、スポーツに伴う傷害についてご紹介したいと思います。競技人口が多い野球は、非常に傷害発生頻度が高いことは知られていますが、他にもバスケットボールも以外と傷害頻度が高いことは驚きました。
 
 さて、傷害と障害の違いですが、急性的な怪我は傷害、慢性的な怪我を障害と簡単に分類しておきたいと思います。今回は主に傷害を話題とします。
 今回の講義の話題は成長期の競技者です。医師の方から挙げられた話題は、このような選手がいたら、皆さんはどのように指導をしますか?
 
 大事な試合の前に捻挫をした選手がいます・・・3日後の週末には大切な試合があります・・・病院に来た選手を試合に出しますか?出しませんか?
 
 この文章だけを見ると皆さんは試合には出さないと・・・答えると思いますが、実際に病院に来る患者さんはそう思わないことが多いようです。例えば、軽度な損傷であっても1週間は安静にして1週間後の状態を確認した上で、そこから徐々に動かして、競技復帰を考えたいというのが、その際の例題出だされた回答でした。
 もちろん、試合にどうしても出たいという気持ちは十分に理解しているのが医師の立場とのことですが、患者やその周辺の大人の実際と乖離を感じるそうです。全ての方がそういうことを言うわけではないそうですが、「せっかくこんな遠くの病院に来たのに」「こんなに待って診察受けたのに」などと言われたこともあるそうです・・・皆さんはどうでしょう。
 
 とあるプロスポーツチームの栄養士とお話した際にこういう話題があります。一流のアスリートはどのような選手ですか?と質問があった際に、真っ先に出た答えが怪我をしない選手と答えられていました。私も同意です。怪我をしないことはとても大切です。そして万が一怪我をしても、先を見据えて、自分を冷静にみることも大切かもしれません。
 
・終わりに
 スポーツに怪我はつきものです。時には突発的な怪我に巻き込まれることもあるでしょう。そのようなときは、怪我をしている中で頑張る自分に酔わないでほしいと思います。怪我をしたのは何かのサインと考え、その時間を自分と向き合うチャンスと考え、現状と課題を冷静に見つめ直してもらえれば幸いです。
2019年12月04日 09:30

県の栄養士会の研修会に参加しました!

目次
・はじめに
・日本人の食事摂取基準の改定
・終わりに
 
本文
・はじめに
 栄養士、管理栄養士は、基本的には、自宅もしくは職場の住所の都道府県の栄養士会(いわゆる職能団体)と日本栄養士会(全国共通、以下、栄養士会)に所属します。栄養士会には生涯教育制度等があり、栄養士に必要な知識、スキルアップの研修会が全国、都道府県別など様々な形で実施されています。
その延長線上にあるのが、特定分野の認定栄養士であり、さらにその先にあるのが、公認スポーツ栄養士となります。
 
国家試験を受験して管理栄養士になるわけですが、試験というのは、その時の情報であり、日々新しくなるエビデンスに対応すべく、私たち栄養士も日々研修会等を通じて、知識やスキルのブラッシュアップを図っています。
 
・日本人の食事摂取基準の改定
 栄養士や管理栄養士にとっては、最重要なガイドラインといえるのが「日本人の食事摂取基準」で、一般の方には意外となじみはないかもしれません。このガイドラインにはエネルギーから始まる多くの栄養素の摂取に関する参照ができます。
 アスリートもヒトであり、一般的な健康の先に競技能力向上という考え方がある以上、この食事摂取基準の基本的な部分を崩すことは得策ではありません。したがって、スポーツ現場でも健康増進現場でもこの基準を常に学ぶ必要があります。
 
 蛇足にはなりますが、食事摂取基準は5年おきに改定されます。前回の改定版は2015年4月から2020年3月まで使用されます。今回の改訂版は2020年4月からの使用となります。
 すでに厚生労働省にも多くの情報がアップデートされていますので、興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか。
 
 今回は大幅な改定こそありませんでしたが、より実践的にかつ情報が見やすく整理されたとのことです。エビデンスを大切にしている私としては大変興味深く、その冊子を目にすることが楽しみでなりません。
 
・終わりに
 エビデンスは日々新しくなります。今回の研修会でも多くの目から鱗な話題は多々ありました。しかし。このようなガイドラインで重要なことは目新しい情報ではなく、いかに既知の事実と向き合い、現在の課題を整理して、目の前の課題を一歩ずつ乗り越えるかです。
 今は、少し調べれば様々な情報を得ることができますが、その情報は本当に正しいでしょうか。もしかすると、本来知らなければならない、参照しなければならない既知のエビデンスを知らずに皆さんは目新しい情報だけを取り入れているかもしれません。一度、食事摂取基準を参照すると、既知の事実に向き合えていないことに気づくかもしれません。
 
 そういった土台の先に「真」の競技力向上が見えてくるように感じた研修会でした。このような研修会を企画していただいた栄養士会の方に感謝して今日のブログを締めたいと思います。
 
 
2019年09月09日 09:30

第6回日本スポーツ栄養学会に参加しました!

スポーツ栄養学会2019資料
目次
・はじめに
・今回の学会トピックスの紹介
・おわりに
 
本文
・はじめに
 勉強会等の報告はお久しぶりです。
 管理栄養士は実践的な方が多いためか、それとも会場の都合か、理由はわかりませんが、いわゆる学会は夏に集中しています。また、国民体育大会(通称、国体)も9月、10月に開催されるため、スポーツ関連の学会もこのシーズンに集中的に行われます。
 
 スポーツの秋といいますが、この季節はまさにスポーツを学ぶ機会になります。今回は、8月23日~25日に東京大学で開催された「第6回日本スポーツ栄養学会」での学びについてご報告したいと思います。
 
・今回の学会トピックスの紹介
 日本スポーツ栄養学会は、その名の通り、日本のスポーツ栄養を代表する学会です。多くのスポーツ栄養士の参加があり、様々な報告、発表、教育講演が開催されます。今回は、基礎研究と実践現場の架け橋というテーマのもと、多くの学びがありました。
 
 これまでも紹介はしていますが、印象に残っているものとして、ビタミンDの摂取について非常に多くの発表があり、例年に比べて発表が多岐にわたっています・・・ますます重要性が認知されているのでしょうか。
 他の印象的なものとして、炭水化物摂取を中心とするエネルギー産生栄養素の考え方についてです。まだまだ答えは議論の余地ありというところでしょう。このあたりもブログに随時入れ込みながら、ブログ閲覧者の方とも意見交換をしたいものです。
 
 そして、発表ではありませんが個人的に皆様に周知したいこととして、ドーピング認証に関する情報の更新です。すでにご存じの方もいらっしゃるでしょうが、意外と多くの方が知らないものがドーピング認証制度です。
 以前からJADA認証というものがあり、日本アンチドーピング機構が認証する商品はドーピング問題の「安全性」を担保されていましたが、こちらの制度が最大2020年3月で認証制度が終了します。
 今後ますますサプリメントを含むドーピング問題は自己管理が重要となる一方、国際標準の認証制度である「インフォームド・チョイス」という制度についても理解を深めなければなりません。近いうちにブログに紹介をして、ドーピングに関する啓発もしていきたいと思います。
 
おわりに
 学問は日々情報更新されています。
 昨日まで当たり前と考えていた情報もいつの間にか古い情報になることもしばしばあります。スポーツ栄養学会をはじめとする学会に参加していつも感じていることは、普遍的な情報がある一方で、新しい情報をどのように整理していくかが専門職に求められていることだと思います。
 
 皆様に正しい情報をより早く、また、個人や競技の特性に合わせたオーダーメイドの栄養サポートを届けていければと思います。不特定多数の方がみるブログでは、オーダーメイドは難しいですが、現場で指導する方には引き続き、オーダーメイドの栄養サポート(個別管理)に取り組みたいと思います。
 
2019年09月02日 09:30

スポーツ栄養勉強会に行きました!

目次

・年始のご挨拶

・プロ野球チームの実践例と選手の様子

・終わりに

 

本文

・年始のご挨拶

   新年、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 今年も引き続き、栄養に関するブログを定期的にアップしていけるように努めていきますので、見て頂けると嬉しく思います。

 

 本年の初めの栄養ブログは、1月12日に近所の大学で開催された特別セミナー(スポーツ栄養学)の聴講の報告をしたいと思います。

 

・プロ野球チームの実践例と選手の様子

 今回の特別セミナーには、某プロ野球団の管理栄養士の方が招へいされてご講演されていました。プロ野球団のため、栄養士の方はいらっしゃるとは思いますが、実際に生でお話を聴ける機会が少ないだけに大変貴重なセミナーとなりました。

 

 さて、セミナーではプロ野球選手が実際に受けている栄養サポートの実践、1年間の期分けとその際に学んでいることが講義内容として聞くことができました。プロ野球選手ということもあり、個人の力が試される環境で、意識を高くもち、自分を律することができるかが成長の鍵になるということです。

 そのためにも特にジュニア期までに、理想の食事バランスや量、タイミングの理解はもちろん、身体づくりの目標設定まで自己管理できるだけの知識と意識を高めていけるかが、今後の栄養サポートにも求められることが再確認できました。

 

終わりに

 最後に印象的だった内容をひとつ。

 一流になれる選手とは、「意識を高く持ち、適応能力の高い選手」だそうです。

 この球団にはメジャーリーグの経験者もおり、プロならではの複数の球団を経験した選手も多くいます。そういった環境が変わるなかで、どのように球団に適応できるかどうか、サポート体制の良い、悪いも関係なく、自己管理ができるかどうかで、プロで一流になれるかどうかが変わるそうです。

 

 これを読んでいる選手の皆さんも、今ある環境の差を嘆くのではなく、今ある環境の最善を尽くすことで、一流に近づいてもらえればと思います。

2019年01月17日 09:30

第65回日本栄養改善学会で発表しました!

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目次

・栄養改善学会って何?

・今回学んできたこと

・おわりに

 

本文

◇栄養改善学会って何?

 栄養改善学会は、開催回数65回を数える老舗の栄養関連学会です。栄養士・管理栄養士として勤務している現場栄養士の方が最も多く参加する学会といっても良いのではないでしょうか。また、全体の参加者も数千人単位で参加しており、栄養士の現場を知る良い機会になります。

 

 とはいえ、現場の方ばかりで研究がないというわけではありません。先端の研究もあり、それらを実践に移した介入もありで、実践と研究が融合した学会ともいえます。

 そのような学会に今回はFeプロの看板を背負って、これまでの弊社の多くのデータをまとめ、高校野球の発展に繋がることを願い、弊社初の学会発表を行ってきました。

 

◇今回学んできたこと

 さて、弊社では、「高校硬式野球部の栄養介入前の身体計測の現状と課題」とタイトルをつけ、初の学会発表に臨みました。

 台風が心配な日ではありましたが、風こそ強いものの学会は盛況でした。ポスター発表でしたが、ポスターを貼るとすぐにあるベテラン栄養士の方からお声かけ頂き、アスリートの体格と食事量に関する貴重なディスカッションを行いました。

 

 そのような学会発表の概要ですが、近年の高校野球選手の体格の特徴として、以下のような2点が挙げられました。

 

 ①身長に違いはあるが、体格を示すBMIでは公立高校と私立高校で差がない。

 ②ポジション別に見ると、内野手<外野手≦投手<捕手の順でBMIが高い。

 

 皆さんのチームはどうでしょうか。のべ800名以上のデータをまとめた結果となりますので、実際をかなり示しているかと思います。一昔前は、公立は私立に体格で劣ると言われていましたが、現状はそういったこともなくなっているのかもしれません。今や全国的に7割近い学校が栄養や食事に関する何らかの指導を受けています。また、インターネット等で多くの情報が入手できる情報社会、このような実態が、各校の体格による差を縮めているのではないかと推測しています。

 

 したがって、差をつけるためにどうすれば良いのでしょうか。体格が整って、技術をつけ、最後は「コンディショニング(体調管理)」ということになるのではないでしょうか。私見にはなりますが、最近の指導現場では身体を大きくしたいという選手はいくらでも出会いますが、体調管理に重きを置く選手が少ないように思います。

 選手の皆さんは身体づくりがゴールになっているような気がしてなりません。体重が目標達成すれば良いではなく、もっと先を見て、食事や栄養のあり方も見てもらえればと思います。

 

◇おわりに

 徐々に紹介する学会も増えてきて、聞きなれない方にはこんなにたくさんの学会があるのかと思っている方もいそうですね。しかし、日本の学会だけでもまだまだスポーツ栄養の関連学会はあります。参加する機会があれば、またご紹介できればと思います。そして、これからも日々の活動をまとめて、もっと栄養士の知名度、栄養士の仕事について知ってもらえるよう学会に、ホームページにと発表の場を増やしたいと思います。

 

 今後とも活動報告とともに様々な栄養情報も更新してまいりますので、よろしくお願いいたします。

2018年09月10日 09:30

第5回日本スポーツ栄養学会に参加!

目次
・スポーツ栄養学会って何?
・今回学んできたこと
・次年度以降の案内
 
◇スポーツ栄養学会って何?(再掲載)
 日本スポーツ栄養学会は、広く一般市民を対象として、スポーツ栄養学に関する情報提供、スポーツ栄養学領域における研究の促進と情報交換を行うとともにスポーツ栄養学に関する高い専門性を有した管理栄養士、栄養士及びスポーツに携わる専門家の教育・養成を図ることにより、スポーツ栄養学の進歩・普及や、選手の競技力向上をはかり、もって国民の健康増進、スポーツの発展に寄与することを目的としています(日本スポーツ栄養学会ホームページ 設立目的を引用)。
 
 わかりやすく言い直すと、スポーツ栄養学のエキスパートが集まり、自身の研究や栄養サポートの情報交換をする場で、最先端のスポーツ栄養学を学ぶことができます。
 
◇今回学んできたこと
 さて、スポーツ栄養学会ですが、今回で5回目と記載していますが、学会前には研究会として7回開催しており、かれこれ13年の歴史があります。学会としてはまだまだ未熟ですが、徐々に会員数も増え、学会らしくなってきました。
 
 今回の学会で目立ったテーマとしては、数々のスポーツで栄養サポートが行われているということ、そしてサポートが若年化、女性支援が積極的に行われているということが特徴的でしょうか。
 また、部活動はもちろんですが、地域ごとの支援活動も多くなっているように思います。これは少子化の影響を感じざるを得ません。最近では、チームを組むのが難しく、サッカーでは11人制から7人制、8人制とルールも変わっていることを皆様はご存知でしょうか。
 
 しかし、ルールが変わっても、競技が違ってもスポーツをする子供たちに共通のことがあります。そう「栄養」、食事を摂ることです。「食べることは生きること」と食育セミナーでも必ず伝えていますが、食べることは体調管理の基本であり、どれだけ競技力が上がったとしても、その土台には健康な身体が大切であるということは変わりません。
 
 最後に学会発表内容ですが、多くの最新知見として発表はありました。しかし、信憑性、再現性という面では、まだまだ情報の精査が必要ではないかと思いました。ということで、今回の学会で得られた最新の知見は多くありませんでしたが、「栄養」の大切さは再確認できたように思います。
 
◇次年度以降の案内
 今回は手短にスポーツ栄養学会について書いてきましたが、皆様のお役に立つ情報はあったでしょうか。
 少しでも興味を持たれた方は是非、「日本スポーツ栄養学会」に参加されてはいかがでしょうか。来年度の第6回日本スポーツ栄養学会は「東京大学駒場キャンパス(東京都)で、再来年度の第7回日本スポーツ栄養学会は「場所未定(宮城県仙台市)」で開催が決まりました。例年通りならば、詳細は当該年の春頃に日本スポーツ栄養学会ホームページに掲載されます。
 
 今後とも活動報告とともに様々な栄養情報を掲載してまいりますので、よろしくお願いいたします。

2018年08月10日 09:30

日本栄養・食糧学会大会に行きました!

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目次
・日本栄養・食糧栄養学会って何?
・シンポジウム「スポーツ栄養の新展開」
・シンポジウムの要点
・終わりに
 
◇日本栄養・食糧学会って何?
 日本栄養・食糧学会は伝統のある学会で、国内の栄養系の学会では最大規模の学会です。今回参加した学会大会で第72回・・・年に1回の開催ですから、その伝統についてはいうまでもありません。
 
 栄養・食糧学会は多種多様な方が栄養、食品にまつわる様々な視点で発表をしています。スポーツ栄養に関するトピックスは多くはありませんが、食品成分はもちろん、栄養教育、身体の中の生理学、様々な最新情報をつかむことができます。
 
◇シンポジウム「スポーツ栄養の新展開」
 今回はこのシンポジウムを聞くためだけに学会に参加したと言っても良いくらいです。2時間にわたるシンポジウムでは「栄養学研究のデータとスポーツ現場」「健康増進に向けた運動実施におけるスポーツ栄養」「ジュニア卓球選手の国際大会における食環境改善への提言」「スポーツ食品とサプリメントの現状と未来」という4つのテーマについて著名な先生からご講演いただけました。
 
 全てのテーマについて詳細を書いていきたいところですが、ブログでは書ききれないだけの情報量がわずか2時間の中に凝縮されています。
 
 今後の栄養サポートの中でしっかりと活用するとともに、多くの方と共有してスポーツ栄養界の発展に少しでも貢献したいと思います。
 
◇シンポジウムの要点
 全ての演者の方にそれぞれの特徴がありましたが、共通していることがあります。科学的な情報を正しく理解し、正しく活用しなければならないこと、そして3食の食事を中心にベースとなる食事が十分にできることが重要であるということです。
 
 これは、一流アスリートだけでなく、ジュニアアスリート、高齢者の健康管理まで、全ての方に共通の話題でもあるということです。
 
 そして、もう一つ大切なことは、巷に溢れた情報を正しく理解し、正しく伝えるために、栄養や食事を扱う専門家は誰よりも勉強し、一般人や選手にとって翻訳家でなければいけないということです。今は情報が溢れすぎており、誰でも情報を簡単に入手できます。
 本来の目的、意図、意義を捻じ曲げて理解していることも多々あります。それらを正しく翻訳して、わかりやすくかつ現実的な食事に起こしていくことが、今後の栄養士に求められるスキルでしょう。
 
 そして、これを読んでいる皆様へ
 食事のベースは3食の食事であり、朝、昼、晩、不均等にならないようにそして1回あたりの必要量を十分にとりましょう。
 
◇終わりに
 今回は岡山県立大学で開催されました。
 同大学は田園風景に囲まれた長閑なところに、非常に広大なキャンパスをお持ちでした。新緑の爽やかな空気の中でこのブログの原稿を作成しました。
 なお、次回(2019年度)、日本栄養・食糧学会は静岡で開催されるようです。また、今年度も様々なスポーツ栄養関連の勉強の場がありますので、ぜひ、皆様もご参加ください。
 
 今後とも活動報告とともに様々な栄養情報を掲載してまいりますので、よろしくお願いいたします。
 

2018年05月17日 09:30

日本トレーニング指導者協会ワークショップに行きました!

目次
・日本トレーニング指導者協会って何?
・ワークショップではどんなことをやっているの?
・今回学んできたこと
・まとめ
 
◇日本トレーニング指導者協会って何?
 日本トレーニング指導者協会は競技スポーツとフィットネス(健康管理)の両分野で活動するトレーニング指導者の団体です(日本トレーニング指導者協会案内を引用)。
 
 この協会は日本の環境や実情に合わせたトレーニング法の確立や普及を目指し、トレーニング指導者の資格認定制度、海外の同様の団体との情報交換、指導者間の情報交換など活動しています。
 今回のワークショップの冒頭で感銘を受けたことですが、「日本独自の環境に合わせる」ということはとても大切で、部活動という日本特有の文化やすぐに海外の情報に飛びつくのではなく人種を考えることは指導をしていく上でとても重要な要素だと思います。
 
◇ワークショップではどんなことをやっているの?
 日本トレーニング指導者協会は地域ごと、全国、様々な形でワークショップを開催しています。資格認定をすれば終わりではなく、定められた期間内に単位を取得し、資格を更新しなければならないため、こういったワークショップに参加し資格取得者は常に最新の情報を学んでいます。
 今回のワークショップは座学が中心でしたが、時には実技を含むワークショップも開催されており、常に知識と技術の両面をブラッシュアップしていくことができるのが、この協会のワークショップの特徴かもしれません。
 
 さて、このようなワークショップですが、決して認定資格者だけが参加するものではありません。今回のワークショップでも学生の方や一般の方も全体の半数以上の参加がありました。
 皆さんの住んでいる地域でも年に1度くらいは開催されているかもしれません。ご興味が出た方は是非、参加してみてはいかがでしょうか。
 
◇今回学んできたこと
 今回は2つのテーマが設定されていました。
 1つ目はトレーニング関係で「筋力トレーニングの最新科学情報」です。
 過去のトレーニング方法が誤っているわけではありませんが、常に情報は更新されており、より効果的、効率的な新しいトレーニング理論が日進月歩で進んでいるとのことでした。
 
 今回は最も印象的であったトレーニングの組み合わせ方です。以前からプライオリティ(優先度)についてはよく知られていたかと思います。例えば、大きな筋群から小さな筋群の順でトレーニングを行うというものです。
 皆さんは目的にあったトレーニング選択ができているでしょうか?
 あれもこれも達成したいから、時間がないからという理由で、筋力トレーニングと脂肪燃焼のための有酸素運動を一緒にやっていないでしょうか?
 
 どちらも同時にやってはいけないというわけではありませんが、有酸素運動を行うと筋力トレーニングの効果が落ちるとのことです。時には効果そのものが失われることもあるようです。
 
 トレーニング、栄養、休養の効果を最大限に上げるためにもトレーニングは目的を持った組み合わせを検討していかなければいけませんね。
 
 2つ目は栄養関係で「たんぱく質の摂取方法、最新の国際スポーツ栄養学会のガイドライン」というもので、筋力トレーニング効果を最大限に発揮するためにというテーマ設定がされていました。
 
 こちらで印象的だったことは単にたくさん食べれば良いではなく、必要なタイミングで、必要な量が定められているということです。例えば、血液から筋肉に流れるタンパク質量はある程度の刺激で頭打ちになるそうです。すなわち、材料がどれだけ血中にあっても筋肉に入る道が渋滞をしている状態で、筋肉に材料が行き渡らないことになります。
 
 ではどうすればいいのか?ということですが、刺激が上限に達する摂取量を運動後の早い段階で食べ、その後は血中の材料を満たすと良いようです。また、1日通じての摂取量が不足しないこと、必要なエネルギー量が満たされているということがトレーニング効果を最大限に発揮するコツになるそうです。
 
 ちなみに刺激に必要なたんぱく質量ですが30〜40g/回になりますので、通常の食事をしていれば刺激には十分量取ることができます。
 
 さて、今回は2つのテーマからそれぞれ1つずつ書きましたが、本当に書き足りないくらい多くの学びがありました。詳細を書くと長くなりますので、割愛しますが、皆様により良い栄養サポートが提供できるように情報を整理して、セミナーなどに活用できればと思います。
 
◇まとめ
 最後に長々と日本トレーニング指導者協会ワークショップについて書きましたが、皆様のお役に立つ情報はあったでしょうか。
 トレーニングと栄養の情報は目まぐるしく変わっているようです。その中で変わらないものがトレーニングと栄養の相乗効果だと実感しました。どれだけいいトレーニングをしても材料がなければ身体の成長はなく、逆に材料があっても刺激がなければ成長しない。この機会にトレーニングと栄養の見直しをしていただければと思います。
 
 今後とも活動報告とともに様々な栄養情報を掲載してまいりますので、お楽しみに!
 

2018年04月09日 09:00

日本スポーツ栄養学会

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目次

・スポーツ栄養学会って何?

・学会ではどんなことをやっているの?

・今回学んできたこと

・スポーツ栄養学会のススメ
 


スポーツ栄養学会って何?

 日本スポーツ栄養学会は、広く一般市民を対象として、スポーツ栄養学に関する情報提供、スポーツ栄養学領域における研究の促進と情報交換を行うとともにスポーツ栄養学に関する高い専門性を有した管理栄養士、栄養士及びスポーツに携わる専門家の教育・養成を図ることにより、スポーツ栄養学の進歩・普及や、選手の競技力向上をはかり、国民の健康増進、スポーツの発展に寄与することを目的としています(日本スポーツ栄養学会ホームページ 設立目的を引用)。

 

 わかりやすく言い直すと、スポーツ栄養学のエキスパートが集まり、自身の研究や栄養サポートの情報交換をする場で、最先端のスポーツ栄養学を学ぶことができます。

 


学会ではどんなことをやっているの?

 日本スポーツ栄養学会では、年に1回、学術集会を開催しており、全国のスポーツ栄養の専門家が集う機会があります。その他、年に1回、会報誌の発行や公認スポーツ栄養士養成講座を始めとする様々なセミナーの開催、ホームページでの情報提供等を行なっています。

 

 今回はそのうちの一つ学術集会についてご紹介します。

 

 日本スポーツ栄養学会の学術集会は今年で4回目となります。2014年に東京都で第1回大会を開催し、滋賀県、愛媛県を経て再び東京都に戻ってきました。

 学術集会では、著名な先生の基盤研究のシンポジウムから、日本各地で栄養サポートを行なっている管理栄養士や指導者の実践報告まで様々な発表が行われます。また、多くの企業展示もあり最新の製品情報や試飲、情報提供等もあり、例年賑わいが増しています。

 

 「競技を知る」というテーマのシンポジウムでは、毎年、その競技の一流選手や指導者が競技の解説やそれぞれの視点から栄養サポートについて真っ直ぐな意見が述べられます。毎年楽しみにしており、自分のサポートに対して考えさせられ、新たな視点をたくさん見つけることができます。今年は「自転車競技」でしたが、いつかは「野球」についても聞くことができたらと思います。

 


今回学んできたこと

 毎年参加している学術集会ですが、今年最も印象的だったことは、プロスポーツ選手だけでなく、高校生や大学生の運動部に所属する選手への栄養サポートの実践報告が増えていたことです。2020年に東京五輪が開催されますが、東京五輪で競技者としてピークを迎える年代の選手の様々な競技で栄養サポートが広がっているのかもしれません。この機会に多くの競技者に最新のスポーツ栄養サポートが広がるよう、営業、食育に力を入れなければと思いました。

 

 またスポーツ栄養の現場では、同じ競技の中でも体格やポジションの違いにより一概に同じようなサポートしていくことは難しく、常に個人管理が要求されます。これまでも実践してきた多くのサポートで個人管理と集団管理の難しさを感じる場面がありましたが、サポート報告の中に様々な工夫点が紹介されており、弊社栄養サポートにも取り入れたいことが多々ありました。

詳細を書くと長くなりますので、割愛しますが、皆様により良い栄養サポートが提供できるように尽力したいと思います。

 


スポーツ栄養学会のススメ

最後に長々とスポーツ栄養学会について書いてきましたが、皆様のお役に立つ情報はあったでしょうか。

 少しでも興味を持たれた方は是非、「日本スポーツ栄養学会」に参加されてはいかがでしょうか。来年度の第5回日本スポーツ栄養学会は「同志社大学(京都府)で、再来年度の第6回日本スポーツ栄養学会は「東京大学(東京都)」で開催が決まりました。例年通りならば、詳細は当該年の春頃に日本スポーツ栄養学会ホームページに掲載されます。

 

 今後とも活動報告とともに様々な栄養情報を掲載してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

2017年08月25日 10:00