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第65回日本栄養改善学会で発表しました!

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目次

・栄養改善学会って何?

・今回学んできたこと

・おわりに

 

本文

◇栄養改善学会って何?

 栄養改善学会は、開催回数65回を数える老舗の栄養関連学会です。栄養士・管理栄養士として勤務している現場栄養士の方が最も多く参加する学会といっても良いのではないでしょうか。また、全体の参加者も数千人単位で参加しており、栄養士の現場を知る良い機会になります。

 

 とはいえ、現場の方ばかりで研究がないというわけではありません。先端の研究もあり、それらを実践に移した介入もありで、実践と研究が融合した学会ともいえます。

 そのような学会に今回はFeプロの看板を背負って、これまでの弊社の多くのデータをまとめ、高校野球の発展に繋がることを願い、弊社初の学会発表を行ってきました。

 

◇今回学んできたこと

 さて、弊社では、「高校硬式野球部の栄養介入前の身体計測の現状と課題」とタイトルをつけ、初の学会発表に臨みました。

 台風が心配な日ではありましたが、風こそ強いものの学会は盛況でした。ポスター発表でしたが、ポスターを貼るとすぐにあるベテラン栄養士の方からお声かけ頂き、アスリートの体格と食事量に関する貴重なディスカッションを行いました。

 

 そのような学会発表の概要ですが、近年の高校野球選手の体格の特徴として、以下のような2点が挙げられました。

 

 ①身長に違いはあるが、体格を示すBMIでは公立高校と私立高校で差がない。

 ②ポジション別に見ると、内野手<外野手≦投手<捕手の順でBMIが高い。

 

 皆さんのチームはどうでしょうか。のべ800名以上のデータをまとめた結果となりますので、実際をかなり示しているかと思います。一昔前は、公立は私立に体格で劣ると言われていましたが、現状はそういったこともなくなっているのかもしれません。今や全国的に7割近い学校が栄養や食事に関する何らかの指導を受けています。また、インターネット等で多くの情報が入手できる情報社会、このような実態が、各校の体格による差を縮めているのではないかと推測しています。

 

 したがって、差をつけるためにどうすれば良いのでしょうか。体格が整って、技術をつけ、最後は「コンディショニング(体調管理)」ということになるのではないでしょうか。私見にはなりますが、最近の指導現場では身体を大きくしたいという選手はいくらでも出会いますが、体調管理に重きを置く選手が少ないように思います。

 選手の皆さんは身体づくりがゴールになっているような気がしてなりません。体重が目標達成すれば良いではなく、もっと先を見て、食事や栄養のあり方も見てもらえればと思います。

 

◇おわりに

 徐々に紹介する学会も増えてきて、聞きなれない方にはこんなにたくさんの学会があるのかと思っている方もいそうですね。しかし、日本の学会だけでもまだまだスポーツ栄養の関連学会はあります。参加する機会があれば、またご紹介できればと思います。そして、これからも日々の活動をまとめて、もっと栄養士の知名度、栄養士の仕事について知ってもらえるよう学会に、ホームページにと発表の場を増やしたいと思います。

 

 今後とも活動報告とともに様々な栄養情報も更新してまいりますので、よろしくお願いいたします。

2018年09月10日 09:30