日本栄養・食糧学会大会に行きました!
目次
・日本栄養・食糧栄養学会って何?
・シンポジウム「スポーツ栄養の新展開」
・シンポジウムの要点
・終わりに
◇日本栄養・食糧学会って何?
日本栄養・食糧学会は伝統のある学会で、国内の栄養系の学会では最大規模の学会です。今回参加した学会大会で第72回・・・年に1回の開催ですから、その伝統についてはいうまでもありません。
栄養・食糧学会は多種多様な方が栄養、食品にまつわる様々な視点で発表をしています。スポーツ栄養に関するトピックスは多くはありませんが、食品成分はもちろん、栄養教育、身体の中の生理学、様々な最新情報をつかむことができます。
◇シンポジウム「スポーツ栄養の新展開」
今回はこのシンポジウムを聞くためだけに学会に参加したと言っても良いくらいです。2時間にわたるシンポジウムでは「栄養学研究のデータとスポーツ現場」「健康増進に向けた運動実施におけるスポーツ栄養」「ジュニア卓球選手の国際大会における食環境改善への提言」「スポーツ食品とサプリメントの現状と未来」という4つのテーマについて著名な先生からご講演いただけました。
全てのテーマについて詳細を書いていきたいところですが、ブログでは書ききれないだけの情報量がわずか2時間の中に凝縮されています。
今後の栄養サポートの中でしっかりと活用するとともに、多くの方と共有してスポーツ栄養界の発展に少しでも貢献したいと思います。
◇シンポジウムの要点
全ての演者の方にそれぞれの特徴がありましたが、共通していることがあります。科学的な情報を正しく理解し、正しく活用しなければならないこと、そして3食の食事を中心にベースとなる食事が十分にできることが重要であるということです。
これは、一流アスリートだけでなく、ジュニアアスリート、高齢者の健康管理まで、全ての方に共通の話題でもあるということです。
そして、もう一つ大切なことは、巷に溢れた情報を正しく理解し、正しく伝えるために、栄養や食事を扱う専門家は誰よりも勉強し、一般人や選手にとって翻訳家でなければいけないということです。今は情報が溢れすぎており、誰でも情報を簡単に入手できます。
本来の目的、意図、意義を捻じ曲げて理解していることも多々あります。それらを正しく翻訳して、わかりやすくかつ現実的な食事に起こしていくことが、今後の栄養士に求められるスキルでしょう。
そして、これを読んでいる皆様へ
食事のベースは3食の食事であり、朝、昼、晩、不均等にならないようにそして1回あたりの必要量を十分にとりましょう。
◇終わりに
今回は岡山県立大学で開催されました。
同大学は田園風景に囲まれた長閑なところに、非常に広大なキャンパスをお持ちでした。新緑の爽やかな空気の中でこのブログの原稿を作成しました。
なお、次回(2019年度)、日本栄養・食糧学会は静岡で開催されるようです。また、今年度も様々なスポーツ栄養関連の勉強の場がありますので、ぜひ、皆様もご参加ください。
今後とも活動報告とともに様々な栄養情報を掲載してまいりますので、よろしくお願いいたします。