現代病とも言われている「新型栄養失調」!?
この数字、
何を表しいるものだと思いますか?
・・・
これは83%の子供が「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」の三大栄養素は必要量摂取できているものの、三大栄養素の働きを調整し助ける役割を果たす「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」といったところが摂取できていないということなのです。
つまり、83%の子供が新型栄養失調のリスクがあることを表しています。
このパーセンテージ、まだエビデンスが少ないので正確性にはかけます。
しかし、一昔前から比べて新型栄養失調が増加傾向にあるのは、弊社で行っている栄養分析からも見受けられます。
新型栄養失調は現代病とも言われていて「なんとなく日々調子が悪い」「疲れがとれない」「風邪を引きやすい」など、病名はつかない不調のほとんどを指します。
原因としては摂取カロリーは足りているのに、特定の栄養素が不足することで身体の不調に繋がっているということ。
1日3食摂取していていても、偏った食生活が引き金となって起きるのが特徴です。
なかでもミネラルが不足傾向にあります。
ミネラルは、他の栄養素と比べて脇役的なイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ミネラル独自の働き+他の栄養素の働きを助け、身体の機能調整をする大切な栄養素です。
体内において絶妙なバランスで力を発揮してくれます。
このミネラルは少量をバランスよくとることが重要で、3食きっちり食べていればそれほど不足することはありません。
ですが、このバランスよくとるというのはかなり難しい。
なので、不足傾向にあるわけです。
さらに日々身体を酷使するアスリートにとっては、なおさら不足傾向にあります。
特にミネラルの中でもカルシウムと鉄は、アスリートの身体づくりに必須の栄養素!
カルシウムは骨の栄養として、鉄は血液の栄養として欠かすことができません。
ちなみにですが、
鉄と言えば、
貧血予防!
と、捉えている方も多いと思います。
「貧血は女性だけ」
そう思っていませんか?
アスリートや激しく運動をしている人、さらに成長期の子供たちは男女共に貧血が多発します。
特に中学・高校の年代では筋肉の肥大が著しく、同時に筋肉内に多くの血管ができていきます。
もし、血液を作るのが間に合わなけれれば貧血症状が出てしまいますよね。
アスリートであれば貧血によって競技能力も低下してしまいます。
日々の栄養補給で少しミネラル摂取にも意識を向けて、貧血予防と新型栄養失調の対策をしていきましょう‼
◇カルシウムの主な供給源
乳製品、小魚、大豆製品、海藻類、緑黄色野菜など
◇鉄の主な供給源
レバー、赤身の魚、しじみ、あさり、ひじき、緑黄色野菜、大豆製品など
2021年02月09日 09:30